浄化槽の電気代ってどのくらいかかるの?浄化槽ブロワー、水中ポンプについて解説

当ページのリンクには広告が含まれています。

Warning: Undefined array key "file" in /home/xs885490/ramatamo.com/public_html/wp-includes/media.php on line 1734

浄化槽の電気代どれくらいかかるのか。

浄化槽初心者に向けて、浄化槽の心臓部とも言われるブロワーや、水中ポンプについて解説します。

そもそも浄化槽って何?という方は↓の記事で解説しています。

目次

ブロワとは

出典 Amazon

浄化槽に空気を送り込む機械です。送り込こまれた酸素によって微生物を活性化させるのですが、このブロワが動いていないと微生物が呼吸できなくなり死滅してしまいます。

基本的に365日24時間稼働しています。

一般家庭の浄化槽では電気代がかかる機械はブロワとポンプ槽が設置させている場合はポンプ稼働時に電気代掛かります。

ブロワのイメージとして魚の水槽のエアーポンプが近いかもしません。

電源コンセントを使用するので、家の軒下に置いてあることが多いです。

浄化槽 断面図

浄化槽の大きさによって風量が決まっていて、様々な種類があります。

最近の浄化槽には、基本的にブロワが設置していますが、昔の浄化槽にはブロワがない場合もあります。

浄化槽ブロワの電気代はいくら?

おすすめしている日東工器のLA-60Eのブロワで計算すると・・・

消費電力は48Wなので

電力会社によって電気代がまちまちなので何とも言えないのですが

平均して月約900円 年間約10,800円 といったところでしょうか。

ちなみに、大晃機械のJDK-60のブロワだと

消費電力は35Wなので

平均して月約650円  年間約7,800円 になります。

(電力会社や契約プランによって差が出るので参考までに)

あれ? 下のやつの方が電気代安いのに何で上の方がおすすめなの?

と疑問に思ったかもしれませんが、ブロワにも色んな種類があり日東工器のブロワの方が長持ちするのでおすすめしてます。

2023年1月追記:電気代の高騰により、省エネブロワの選択肢もありだと感じています・・・

浄化槽ブロワー電気代の節約方法

ブロワーの電気代の節約方法として、タイマーを付けて間欠ばっ気(稼働する時間を制限)をするという方法があります。

ただし、浄化槽の型式や状況によっては間欠ばっ気ができない場合があります。処理能力が悪化する可能性がある為、保守点検を委託している管理士に相談してみても良いかもしれません。

本体を省エネブロワーにするか、間欠ばっ気くらいしか節約方法がないので、中々難しいかもしれないですね。

浄化槽水中ポンプアップの電気代はいくら?

ポンプ槽が設置されている場合は、ポンプが電気で動いているので電気代が発生します。

結論 1ヶ月 約23円  年間 約276円

ブロワーに比べて随分と安いですね。 使用状況によって変動しますので、詳細・根拠を解説します。

浄化槽のポンプ槽とは

そもそもの話で申し訳ないのですが、ポンプ槽?と疑問に思う人もいると思うので、基本のところから解説します。

ポンプ槽は本来自然勾配で浄化槽へ流入・放流をしているのですが、浄化槽の設置条件によっては、勾配の関係で自然勾配では、流入・放流できない場合はあります。

そんな時に一度ポンプ槽(小さいタンク)に貯めて水中ポンプで移送することで勾配の問題を解消できるものになります。

一般の家庭では、ポンプ槽が設置されているところの方が少ないと感じます。

浄化槽水中ポンプアップ電気代の根拠

それでは、1ヶ月約23円の結論に至ったのか解説します。

まずは、ポンプの選定ですが、今回は新明和工業株式会社のCRS321でみていきたいと思います。

新明和工業株式会社HP

一般家庭に入っていることの多いポンプなので選びました。

ポンプのスペックですが、出力0.15kw  吐出量m3/min  0.1m3 電気代に関わるところのみを抜粋しましました。

消費電力は0.15kwでポンプが1分間に0.1m3(100ℓ)の水を移送することになります。

次に、稼働時間についてみていきましょう。4人家族だと想定し1ヶ月間の水道使用量は約30m3だとします。

30m3÷0.1m3=300(分) →5時間

1ヶ月間で約5時間ポンプが稼働する計算となります。

そこに、1kWhあたりの平均的な電気量が31円なるそうです。↓のサイトを参考にさせて頂きました。

一般家庭の電気使用量は平均いくら?意外と知らない1kwhあたりの電気代

0.15kW×5時間=0.75kWh(電気消費量)

0.75kWh×31円=23.25円

1ヶ月あたり約23円の電気代がかかるという計算になります。

以上は根拠になります。もちろんポンプの種類、水道使用量、電気料金によっては、金額が変わっていきまうので、あくまで参考までにお願いします。

ブロワや水中ポンプ故障すると

上記でも記しましたが、ブロワー故障すると微生物による処理ができなくなり、浄化槽本来の機能が損ないます。詰まりや臭いの原因となっていまいます。

浄化槽の種類によっては、次の槽へエアーリフトで移送しているものがあります。要は勾配ではなくブロワの空気の力を使って移送しているのですが、ブロワが動いていないとエアーリフトが動かないのでの正常に機能しなくなります。

水中ポンプが故障した際は、ブロワーよりも大変なことになります。 

ポンプアップしなくなると、汚水を移送しなくなりポンプ槽に溜まる一方になります。

その内に溢れ排水が使用できなるなるでしょう。

ただし、基本的にポンプは2基入っているので、両方同時に故障するリスクは少ないかもしれません。

長期停電とかの方が困りそうですね。

ブロワの寿命は?

新品で環境にもよるのですが、短くて5年~7年くらいでしょうか。

家庭用ブロワには2種類あり、ダイヤフラム式とピストン式があります。

ダイヤフラム式よりもピストン式の方が寿命が長いです。10年は持ちます。風量が落ちてきますが、16年くらい稼働している物もありました。

ピストン式も良い事だけでなく、本体価格や消費電力が高いです。

壊れた場合、修理で直せる場合や完全に故障している場合があります。

浄化槽管理士に点検を委託している場合は、管理士にお任せしておけば良いでしょう。

自分で新品のブロワを交換したい方は↓の記事で交換方法とおすすめのブロワを紹介しています。

浄化槽水中ポンプの寿命は?

新品で環境にもよるのですが、10年~15年くらいでしょうか。

いずれは交換が必要になります。

電気代が安かったので、水中ポンプがあっても影響ないかなと思いきや・・・

故障後のポンプ交換(2基)に約20万円かかったりします。

そこそこ高額ですよね。

電気代はあまり気にしなくて良いかもしれませんが、交換のことも頭に入れておいた方がいいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次