浄化槽を自分で点検する方法について解説

浄化槽って保守点検が必要みたいだけど、業者に委託すると費用が掛かるし自分でできないのか

そんな疑問にお答えします。

結論 法律上は可能です。

しかし、専門道具や知識が必要な上、汚い・臭い作業になります。

かなりハードルが高いと思うので保守点検業者に委託することをおすすめします。

「それでも自分で」と思う方は一度読んで参考にしてみてください。

目次

浄化槽の保守点検って自分でやってもいいの?

まず、保守点検って何?

という方は↓の記事を見てみてください。

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↑の記事でも紹介していますが、浄化槽法上で浄化槽管理者は保守点検をしなければいけません。しかし、技術上の基準に従って行わなければならないので登録業者に委託できる。

ということになっている為、技術上の基準に従っていれば浄化槽管理者(自分)で保守点検を行っても問題ないことになります。

環境省関係浄化槽法施行規則 第一章 第二条 技術上の基準が記載されています。

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=359M50000100017

私調べですが、県やその地域の条例で浄化槽の保守点検は登録業者へ委託しなければならない。

という所もあるようなので注意。

浄化槽管理士の資格を取ったほうがいいの?

技術上の基準の内容がよくわからないから専用の浄化槽管理士の資格を取った方がいいの?

結論 資格を取ってもたぶん理解できない。

実務経験が必要です。

浄化槽管理士の資格をとって保守点検を仕事にしたい!

ということであれば良いのですが、自分の浄化槽を管理する為だけに資格を取るには時間とお金が勿体ないと感じます。

浄化槽管理士について↓の記事で紹介しています。

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点検方法はどうしたらいいの?

いざ点検しようしてみるにも、やり方がわからないと思います。

そこで参考になるのが、浄化槽の型式ごとに浄化槽維持管理要領という

いわゆる点検のマニュアルを浄化槽のメーカーが公開しています。

浄化槽の型式の浄化槽維持管理要領を検索すれば、インターネットで見ることが出来ます。

※古い浄化槽にはない場合があります。

自分の浄化槽の型式がわからないという方は↓の記事を参考にしてみてください。

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維持管理要領を見て、あ・・・無理と思った方が多いかと思いますが、あそこまで細かくやらなくても良いと思います。

維持管理要領に点検票の書式があるので、点検の内容はそれを参考にしてみても良いかもしれません。

点検が楽な浄化槽ってあるの?

嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽が点検が楽です。

楽というより、その他のコンパクト型の浄化槽の構造が複雑で管理の難易度が高いといったところでしょうか。

正直な話、嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽だったら自分で浄化槽を勉強して点検することは割と簡単だと思っています。

おすすめの浄化槽本体として↓の記事で紹介しています。

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最低限点検に必要な物

バール

これがなくちゃ始まりません。浄化槽の蓋を開けるのに必要なバールです。

手やフックでも開けられますがバールの方があけやすいです。

蓋のロックを解除する為にバールの反対側がヘラになっている物を選びましょう。

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