浄化槽管理士講習 体験談

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浄化槽管理士講習の体験談について解説していきます。

正直ここまで細かく解説しているブログが自分調べではあまりなかったので、これから浄化槽管理士講習を受ける人にとって役に立つと思います。

浄化槽管理士講習って受かりやすいの?

浄化槽管理士講習ってどんな感じ?

そんな疑問を持っている方は見ていってください。

だし、私が受講したのはコロナウイルスが流行る前だったので、コロナ渦で色々と変化はあると思います。

コロナ渦が終わって全く同じに戻ったどうかはわからないので、ご承知おきを。

また、私は東京会場で受けた為、その他の会場とは事情が違う場合があるのでご注意ください。

目次

浄化槽管理士講習とは

浄化槽管理士講習とは公益財団法人日本環境整備教育センターが実施する「浄化槽管理士」の資格を取得する為の講習です。

浄化槽管理士の資格を取得する為には、一般の試験講習を受けて考査を受けることの2種類があります。

浄化槽管理士を一般の試験で取得しようとすると合格率は約20%、簡単な試験ではないことがわかります。

しかし、講習を受けて考査をする場合約80%~90%くらいの合格率ではないかと思われます。合格者の受講番号がホームページに記載される為、その番号から大体の合格率を計算しました。おおよその計算ですが。

今回は「浄化槽管理士講習」についての東京会場で実際に受けてきた私の体験談を発信していきます。

そもそも浄化槽管理士って何?って方は↓の記事を見てみてください。

浄化槽管理士概要

講習時間

80時間(13日間) 休みなし連日になります。

所定の時間数の出席が必要とのことなので、遅刻・欠席には注意してください。

教科項目・時間

教科項目

1.浄化槽概論 8時間

2.浄化槽行政 4時間

3.浄化槽の構造及び機能 22時間

4.浄化槽工事概論 4時間

5.浄化槽の点検、調整及び修理 30時間

6.水質管理 10時間

7.浄化槽の清掃概論 2時間

時間等の詳細は公式HPで日程(案)が見れます。

考査

最終日に2時間の考査(試験)があります。

4問1択のマークシートで40問出題されます。

その内の65点以上で合格になります。憶測ですが40問を割っても割り切れない為、単純に全て1問〇〇点ではなく、問題によって点数配分が違うみたいです。

合格発表は約1ヵ月半後ホームページで合格者の受験番号が発表されます。

もし、不合格になっても、再度考査を受けることができます。

講習の部分は免除されて、考査のみ他の講習受講者と一緒に受けることになります。

(講習が開かれるタイミングで再考査になります。)

受講資格

学歴、実務経験必要なし。

受講料

129,700円  その他 通えない場合は宿泊費等が掛かります。

153,400円 (※浄化槽設備士資格取得者で受講一部免除を選択される方は、142,100円)

※ 非課税取引

2024年4月時点。値上げしてましたね。このご時世なので仕方ないかもしれません。

浄化槽管理士講習の様子

大きな会場で講習を受けることになります。私の時は100人以上受講していました。

長机の両端に2人座るような感じで、隣の人とは椅子1つ分空いていました。前後の間隔は狭くて椅子を引いて座る時も気を遣う程の距離でした。

今後は感染予防の関係で定員を減らしての受講になりそうですね。逆に快適かもしれません。


講習スケジュールがみっちりと組んでありますが、1時間ごとに10分程の休憩がありますので安心してください。時間割が決まっていて、講師の方が1日に何度か変わります。

また、喫煙所も施設内にありましたので、喫煙者も安心かと思います。

休憩は10分程と言いましたが、講師の人によって匙加減が違いますのでご注意ください。例えば、10時から10分間休憩だったり、9時47分から10時まで休憩だったりとまちまちでした。


受講者の中には、女性の方も数名いました。1割くらい?ほとんどが仕事関係で会社から取得するように言われて受講している人は多いのではないでしょうか。憶測ですが。

私は会社指令で受講したのですが、その方がプレッシャーがあります。受講料を払ってもらい、13日間不在になります。もし落ちたら・・・

合格率が高いこともあり、正直受かって当たり前の雰囲気があります。

落ちても再考査を受けられるので最終的には合格できると思いますが、1発合格できるように頑張りましょう。

資格を取ってから浄化槽関係の仕事を始めようする人は、浄化槽について馴染みがなく難しいと感じるかもしれません。そんな方は↓の記事も参考にしてみてください。

浄化槽管理士講習の考査について

正直この考査のところが一番になる所だと思います。

考査の出題箇所について、講義中に講師方から重要な点を教えてくれます

「ここが重要」「マーカーしておいて」等々。その場所をしっかり押さえておく必要があります。

高い合格率なのは、出題箇所を教えてくれるからです。言われたところが必ず出題されるわけではないので注意が必要ですが。

その為、しっかりと講師の方の話を聞いて、重要な点を把握しておくだけで合格できる内容になっています。

それでも落ちている人がいるのも事実、油断は禁物です。

個人的にこの講習の最大の敵は「睡魔」だと思います。

ものすごく眠くなります。寝ていて重要な点を聞き逃した人も多くいるはずです。実際講習中居眠りしている人がちらほら見えたので・・・

そういった点を踏まえて、仲間作りがおすすめです。隣の人と少し仲良くなっていれば、寝てしまった間に言われた重要な点を聞くことができます。

また、13日間の長い期間の講習になりますので、会場まで通えない人は近隣のホテルに泊まることになるのですが、私が泊まったホテルでは泊まっている人のほとんどが講習を受けに来た人じゃないかと思うくらい泊まっていました。

なのでホテルのロビーでホテルで知り合った人同士で勉強会を開いている人もいたりと、受講者同士で協力し合うのもありだと思います。(ただしコミュ力がある人に限る)

考査を受けてみて

時間は2時間で30分経過後終わった人から退出OKだったと思います。
間違えていたらすみません。

緊張の中考査を受けたのですが、問題を見てまず思ったのが、思っていたよりも難しい!?でした。

講師の方が重要と言った所の問題内容だったのですが、少しひねっているといいますか・・・。

内容をただ覚えているだけではだめで内容を理解していないと解きずらい。

みたいな感じ?うまく説明できなくてすみません。

30分で終わらせてやると息巻いてましたが、それなりに時間は掛かりました。1時間半くらい掛かりながら、ひっかけな問題があったり、この問題の内容重要だって言ってないのでは!!など思いながら考査を終えました。

心配性な私は解いた問題に自信があるかないかチェックして、自信のない問題を覚えておいて、会場を出てすぐに教科書を開いて、自信のない問題を確認しました。自信のない問題が10問あったのですがその内、8問は合っていて2問は確実に間違えていました。

問題用紙を持ち帰ることができないので、記憶だよりではあるのですが、とりあえず合格点はとっただろうと安心しました。

合格発表について

結果は1ヵ月半後ホームページで発表されるので、大丈夫だろうと思いながらもドキドキしながら結果を待つことになりました。

具体的な合格発表日はわからなかったです。

ホームページの発表後割とすぐに郵送で書類が届きます。

結果、無事合格することができました。自分が何点だったかわかりませんでしたが、合格したので良しとしましょう。

考査に受かる為に

基本は暗記になります。講師の方の重要な点をしっかりと聞いて記憶する必要があります。

計算問題も少し出ますが、公式を暗記すれば大丈夫です。計算も電卓があるので。

勉強から何年も離れていた人もいると思います。内容を理解しないといけないのですが、覚えていないのでは話にならないのでまずは暗記しましょう。

一緒に講習を受ける人がいるのであれば、勉強会や教えあうことで記憶に残りやすいです。

私は、重要な点をノートに書き、何も見ずに思い出す。を繰り返しました。ちゃんと覚えるまでやります。

例えば、Aを勉強、Aを思い出す。Bを勉強、A・Bを思い出す。Cを勉強、A・B・Cを思い出す・・・

このように、過去にやったものもその都度思い出すことで、記憶に定着します。

色んな勉強方法はあると思いますが、参考になればと思います。

浄化槽管理士講習に落ちた場合

浄化槽管理士講習に落ちた場合、再考査を受けることができるので安心してください。

講習部分はなく考査のみを受けるような流れになります。

次回以降の浄化槽管理士講習の最終日の考査の日だけ行くような感じになります。
考査の時に何名か会場に入ってきた人はいたので、その人達が再考査を受ける人なんだと思った記憶があります。

再チャレンジできるんだと、油断しない方がいいと思っています。
理由としては、再考査の方が難易度が高くなるだろうと考えているからです。
単純にどうしても再考査まで時間が空いてしまう為、忘れてしまうという部分もあると思いますが、一度考査に落ちてしまっている以上、考査の問題に出る重要なポイントを逃している可能性があるの注意です。重要な部分を改めて確認することはできないので、難易度は高くなりそうです。

知っておくと良い情報

浄化槽管理士講習中の受講態度・居眠りについて

修了証書の交付の条件として、所定数の出席と考査の合格があるのですが、それ以外に受講状況が良好ということなのですが、先輩に聞いた話ですが、受講態度が悪すぎると不合格になるとのこと

カメラで見られているらしいです。受講前は噂程度に聞いていましたが、講師の控室にモニターがあり会場を映しているものを発見しました。(@_@)

実際に受講態度が悪くて不合格になったという話は聞かないのですが、注意しておいた方が良いでしょう。というよりも、点数を公開しないので、点数か受講態度で落ちたのかわからないです。

受講態度としてよりも、寝ていて重要な点を聞き逃す方が大変です。一緒に受講する知り合いがいない場合は一度聞き逃したら最後。隣の人が優しい人だったら、教えてくれるかもしれません。

「受講態度が悪い=重要な点を聞き逃している→落ちる」って感じじゃないかなと思っています。あくまで憶測ですが。

睡魔が敵だと伝えましたが、ウトウトするくらいなら大丈夫だと思います。私が大丈夫だったので(笑)。講師の方が重要な部分を伝える時は、周りの人がメモやマーカーをするのに一斉に動き出すので、熟睡さえしていなければギリギリ起きると思います。

どうでもいい話ですが、道向かい隣に座っていた人は、結構な時間机に伏せて寝ていたのですが、無事に受かることができたのでしょうか・・・ 受験番号を覚えていれば受かったかどうかわかったのですが・・・

お昼事情

お昼は各自持参になっていますが、お弁当屋さんが会場までお弁当を販売しに来てくれます。何種類かありインスタント味噌汁も付いて税込500円でした。安い!領収書も貰えます。(東京会場では)

安くておすすめですが、お弁当が売り切れることも。席が出入り口側に近い人は有利だなあと思っていたことを覚えています。私は1度買っただけでした。決しておいしくないとかではなく、お昼は外で食べに行ってました。近くに飲食店がそこそこあったのでそっちに行ってました。

他の人はお弁当を買って会場で食べる人や、コンビニで買っておいたおにぎりとかパンを食べる人等、様々でしたが、思っていたよりも講習会場内で食べる人が多く、食べ物のにおいが充満していました。電子レンジ、ポットも施設内にあったので、それも活用している人も多くいた印象です。

講習を受ける際にあった方がよい物

筆記用具
●鉛筆(マークシート用)●ノート ●消しゴム ●付箋 ●蛍光マーカー ●電卓

鉛筆は考査用に鉛筆セットみたいな物があると良いです。芯が折れても良いように鉛筆削りも忘れずに。鉛筆以外にも勉強用やメモ用のシャーペン等も持っていきましょう。

勉強用にノートがあると良いです。講習中はメモをとるよりの、教本にマーカーを引く作業になりますので、重要な点を自分なりにまとめるのに必要になるかと思います。

付箋も重要アイテムになります。
講師が重要だといった場所のページに付箋を貼り、振り返り見れるようにできます。
その為、細長い系の付箋がおすすめです。

蛍光マーカーは必須級アイテムです。
教本の重要な点をマーカーするのに必要です。考査前にマーカーしている部分を復習して覚えれば受かります。

電卓は一部計算問題が出題するのでそれ用です。
1から2問くらいしか出題されなかったので、しっかりとした機能などは必要ありません。
最低限の機能があれば大丈夫です。

衣服 宿泊に必要な物
地方から行く人はホテルで宿泊になると思いますので、もちろん衣類が必要になると思います。しかし、12泊もしたことがない。そんな人がほとんどだと思います。私もそうでした。何日分の衣類を持っていくか迷いましたが、5日分持っていってコインランドリーで洗濯をしようと持っていったのですが、荷物が多くて大変でした。結局、行き帰りに持ち歩くのが大変で嫌だったので宅配便で送りました。
少しお金は掛かりますが、小まめにコインランドリーで洗濯した方が良いという人は、少量の衣服で十分かもしれません。ホテルによっては、ホテル内に洗濯機と乾燥機が置いてある所もあるので、確認しておくといいです。
しかし、同じ受講者がホテルに泊まっていると洗濯機と乾燥機が使われていて泣く泣くコインランドリーまで歩くなんてことも。                                  後は個人的にビジネスホテルのシャンプーがゴワゴワして嫌なので、myシャンプーを持参しました。荷物にもなるので現地で調達するのもよいかもしれません。 

あると便利な宿泊に必要な物

衣服の収納ができるものがあると非常に便利です。何日分もありかさばるのでコンパクトに収納できるケースがおすすめです。

講習会場までのカバン
講習で必要な教本を渡されるのですが、これが大きくて重いです。
縦26cm 横18cm 厚さ6.5cm になっていて、もはや鈍器。
小さいカバンだと教科書だけでいっぱいいっぱいになってしまいます。重いし。教本以外にも筆記用具や飲み物・お弁当等入るくらいの大きさがおすすめ。

クッション
これは私だけかもしれませんが、13日間座りっぱなしでお尻が痛かったです。椅子もそんなに柔らかいものではなかったので、クッションを置いて座った方が良かったと感じました。途中100円ショップで折りたたみの薄いクッションみたいなものを買って使っていましたが、薄すぎてあまり効果がなかったです。なので、荷物にはなりますがそこそこ厚いクッションをおすすめします。

クッションを置きっぱなしの人もいたので、(席が固定の為)本格的なクッションを持っていて行くのも良いかもしれません。

交通系ICカード(Suica)

田舎暮らしなので普段はまったく使わないのですが、今回は大活躍しました。電車の乗り降りが圧倒的楽です。

息抜き情報

かなり長い期間の講習になりますので、息抜きも必要だと思います。

なので、私が実際に体験した息抜きについて紹介します。(東京会場限定)

両国湯屋 江戸遊

スーパー銭湯です。

講習は座りっぱなしなのでかなり疲れると思います。

そこで温泉と岩盤浴。

会場から歩いて20分くらいで行けますし、近くに駅もあります。

癒す目的以外に岩盤浴中に頭の中で講習内容の復習をして勉強していました。

携帯をいじるとか他に誘惑がないのが良いですね。

重要な所の暗記だけなので、覚える事リストを作って覚えて、入浴中に思い出して思い出せなかったものはリラクゼーションできるようなスペースがあるので入浴後そこで確認と。

癒しだけでなく勉強もできるのでかなりおすすめ。

マッサージ

最寄り駅でもある菊川駅の近くにマッサージ屋があったので予約していってみました。

講習の後半に行ったので体に影響が出ていたようで、マッサージ師に目の疲れと腕のコリを指摘されました。

ずっと目を使って机でメモを取ったりしていたので、心当たりしかないですよね。

やっぱりプロだなと、関心した記憶があります。

疲れが出始める後半に行くのがおすすめ。

スカイツリー

スカイツリーが意外と近くて、電車やバスで気軽に行けちゃいます。

これは完全に気晴らしにしかなりませんが、せっかくの機会なのでまだ一度も行ったことのない人は行ってみることをおすすめします。

展望台に行かなくてもソラマチという施設を見るだけで時間がつぶれます。

ラーメン巡り

ラーメンに限らずおいしい物を巡るのもおすすめ。

特に地方から来るような人はこんな機会は滅多にないので、おいしい物を食べに行きましょう。

どこのホテルに泊まるかによって違いますが、東京会場から比較的に近い秋葉原か錦糸町でおいしい物巡りをするのがおすすめ。

ただし、調子に乗って3食連続でラーメンとかを食べるとお腹を壊すので気をつけてください。私のことですが・・・

勉強も大事ですが、息抜きもしないと15日間やっていけないと思いますので、メリハリも大事です。

心と体を整えて考査に臨みましょう。

最後に

浄化槽管理士講習を受けても、浄化槽の保守点検ができるようになるかというとそうでもありません、

あくまでスタートラインに立っただけであって、現場を通じて様々なことを学んでいく必要があります。

正直もっと実践的なことが学べるのかと思っていたのですが、あくまで知識的な部分がほとんどでした。(講師の方によっては実践的な内容を話してくれる人もいました。)

資格を取ってゴールではないので注意しましょう。

皆様の知りたい情報はあったでしょうか。

聞きたいことがあればコメント頂ければと思います。

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